Swiftで色を指定する方法

Swift, プログラム

2016.01.16

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こんにちは、@Yuuです。

Swiftを使ってiPhoneアプリを開発する際、色を指定する場面は沢山あります。

今回はSwiftで色を指定する方法をご紹介します。

解説を行う環境

今回僕が解説を行う環境です。

OS：OS X Yosemite10.10.5
Xcode：7.2

Xcodeのバージョンが7以降なのでSwift2での解説になります。
Swift（無印）でも書き方はほぼ一緒だと思いますが、違う場合はご了承下さい。

Swiftで色を指定する

今回の記事では「UIColor」という色を管理するクラスを使用します。

Labelのフォントの色、viewの背景色...などなど色を指定する際には、このUIColorというクラスを使用します。

UIColorについて紹介している公式サイトは以下になります。

UIColor Class Reference - Apple Developer

Swiftで色を指定する方法はいくつかあるのですが、今回は2種類色を指定する方法をご紹介します。

1. 名前で指定する

Appleが事前に用意してくれている名前で指定出来る色が15種類あります。
例えば、「白・赤」といった一般的な色を、それぞれ「whiteColor()・redColor()」という風に指定する事が出来ます。

以下のコードが指定可能な15種類になります。

import UIKit

let black     = UIColor.blackColor()
let darkGray  = UIColor.darkGrayColor()
let lightGray = UIColor.lightGrayColor()
let white     = UIColor.whiteColor()
let gray      = UIColor.grayColor()
let red       = UIColor.redColor()
let green     = UIColor.greenColor()
let blue      = UIColor.blueColor()
let cyan      = UIColor.cyanColor()
let yellow    = UIColor.yellowColor()
let magenta   = UIColor.magentaColor()
let orange    = UIColor.orangeColor()
let purple    = UIColor.purpleColor()
let brown     = UIColor.brownColor()
let clear     = UIColor.clearColor()

import UIKit

let black = UIColor.blackColor()

let darkGray = UIColor.darkGrayColor()

let lightGray = UIColor.lightGrayColor()

let white = UIColor.whiteColor()

let gray = UIColor.grayColor()

let red = UIColor.redColor()

let green = UIColor.greenColor()

let blue = UIColor.blueColor()

let cyan = UIColor.cyanColor()

let yellow = UIColor.yellowColor()

let magenta = UIColor.magentaColor()

let orange = UIColor.orangeColor()

let purple = UIColor.purpleColor()

let brown = UIColor.brownColor()

let clear = UIColor.clearColor()

実際にそれぞれの試してみると以下のような見た目になります。

tableViewを使ってチャチャッと作ってしまったので、デザイン性はあまりありませんが、色の参考にはなるかと思います。

１番最後のUIColor.clearColor()というのは、名前のとおり「透明」を意味します。

僕が実際にアプリを作る際にはこの方法はあまり使いませんが、取り急ぎ色を変えて何か確認を行いたい状況の時に、こちらの方法を使用したりします。

2. RGBで指定する

UIColorではRed・Green・Blueの混ぜ合わせる量と透明度を表すalpha値の指定をする事が出来ます。

CSSのrgbaと同じで、「赤緑青」全ての色を最大値にすると白色に、またalpha値を0にすると完全に透明な色になります。

この色の混ぜ方は、光の三原色の加法混合ですね。
UIColorも、以下のwikipediaより引用させて頂いた画像のように色が変化します。

画像は原色 - Wikipediaより引用

ただし、SwiftのRGBで色を混ぜ合わせる場合注意が必要です。
それはCSSのrgbaでは赤緑青の値を「0~255」の間で設定しますが、 UIColorでは赤緑青の値を「0~1.0」の間で設定します。

例えばCSSで
rgba(0,128,255,1)
と設定するのを、UIColorで同じように設定する場合は
UIColor(red: 0.0, green: 0.502, blue: 1.0, alpha: 1.0)
となります。

Web開発を先にやっていた身としては、「うーん、分かりづらい・・」
と思ってしまいますね。

余談はさておき、実際にRGBの値を指定して、いくつか色を表現してみたいと思います。

import UIKit

let black     = UIColor(red: 0, green: 0, blue: 0, alpha: 1.0)
let gray      = UIColor(red: 0.5, green: 0.5, blue: 0.5, alpha: 1.0)
let white     = UIColor(red: 1.0, green: 1.0, blue: 1.0, alpha: 1.0)
let red       = UIColor(red: 1.0, green: 0, blue: 0, alpha: 1.0)
let blue      = UIColor(red: 0, green: 0, blue: 1.0, alpha: 1.0)
let yellow    = UIColor(red: 1.0, green: 1.0, blue: 0, alpha: 1.0)
let purple1   = UIColor(red: 1.0, green: 0, blue: 1.0, alpha: 1.0)
let purple2   = UIColor(red: 1.0, green: 0, blue: 1.0, alpha: 0.5)
let purple3   = UIColor(red: 1.0, green: 0, blue: 1.0, alpha: 0.2)